複数の選考が重なったとき、比較軸を年収しか持っていなかった話


面接対策の話を続ける。前回に続いて、就活の日常ネタをもう1本。

比較軸が、気づいたら年収しかなかった

Claude Codeとの壁打ちログを見返していて、また同じ癖に気づいた。複数の選考が同時に進んでいる状況を相談すると、比較の話になった瞬間、自分の発言がほぼ年収の話だけになっていた。

悪いことではないのだが、実際に自分が何を重視しているかを聞かれると、年収以外にも気にしていることはあるはずだった。それなのに、いくつかのログを並べて見返すまで、比較の軸が実質一つしかないことに気づいていなかった。

判断軸を先に4つ、書き出しておく型に切り替えた

対策として、選考が重なる前提で判断軸を先に4つ書き出しておく型に決めた。

  • 年収・待遇: 目に見えやすく比較しやすい軸
  • 裁量・働き方: 任される範囲や意思決定の速さ
  • 成長機会: 身につくスキルや経験の種類
  • 組織・カルチャー: 一緒に働く人や評価のされ方

これも今までの型シリーズと同じ発想で、軸を思いつく作業と、実際に比較する作業を分離するのが狙いだった。比較の場面になってから軸を考えると、一番説明しやすい年収に話が寄ってしまう。先に4軸を用意しておけば、比較のたびに「年収はどうか、裁量はどうか」と機械的に埋めていくだけで済む。

Claude Codeでの整理の仕方

この整理も、Claude Codeとの壁打ちでそのまま進められる。「比較軸は4つあります」と伝えた上で、それぞれの軸について自分がどう感じているかを話し、壁打ち相手には「この発言は年収の話に偏っていませんか」と指摘してもらう役に回ってもらう。

比較対象の詳細(社名や条件そのもの)は書かず、あくまで「自分の判断軸が何かに偏っていないか」を確認する用途に絞って壁打ちを使っている。

記録を見返して、偏りが直っているか確認する

この型を意識してからのログを見返すと、年収以外の軸についても具体的に話せている回が増えていた。以前は「年収が高い方がいい」で終わっていた発言が、「裁量は少ないが成長機会は大きい」のように、軸ごとに分けて話せるようになっている。

感覚だけで「バランスよく考えられている」と思い込まず、記録を見返して本当に軸が分散しているかを確認できるのは、この壁打ちのやり方を続けている一番の理由だ。

次回予告

型シリーズはもう少し続ける。次は「複数の転職エージェントを併用する時の注意点」を書く予定。重複紹介のリスクと、その防ぎ方についての話になりそうだ。